終末2DK
第1話 再会
第1話 再会
ぽつぽつと降る雨の日。薄暮の東京で、私と彼は再会した。
傘がぶつかり合って、私のほうから謝ろうと傘を傾けて相手の顔を見たら、幼なじみの戸賀崎 俊くんだった。
「七葉じゃん。久しぶり‼ 元気ィ?」
「元気だよ。久しぶりだね、俊くん」
私達は近場のカフェに入ってホットコーヒーを飲む。
「ところで七葉は今何してるの?」
「おそうじの仕事してるよ。今日は休みで、しかも給料日だから外に出て喫茶店で本を読もうかなぁなんて思ってた。でも今こうして俊くんにまた会えたからこのままおしゃべりしてたいって思ってるよ」
「ねぇ、せっかく会えたんだからさ、連絡先交換しない?」
「良いよ」
私と俊くんは互いに連絡先をQRコード経由で交換した。
「俊くんは何の仕事してるの?」
「新聞配達だよ。……そろそろ夕刊の新聞の配達があるから、今日はもう帰るね。それと、今日は七葉に会えて嬉しかったから、俺がコーヒーとケーキ代おごるよ」
「ありがとう、俊くん。バイバイ」
俊くんはお会計を済ませるとさっさとカフェを出ていった。
このまま独りで居るのは寂しいので、私はケーキの残り3分の2を早食いしてカフェを出て、そのまま自宅に帰った。
ぽつぽつと降る雨の日。薄暮の東京で、私と彼は再会した。
傘がぶつかり合って、私のほうから謝ろうと傘を傾けて相手の顔を見たら、幼なじみの戸賀崎 俊くんだった。
「七葉じゃん。久しぶり‼ 元気ィ?」
「元気だよ。久しぶりだね、俊くん」
私達は近場のカフェに入ってホットコーヒーを飲む。
「ところで七葉は今何してるの?」
「おそうじの仕事してるよ。今日は休みで、しかも給料日だから外に出て喫茶店で本を読もうかなぁなんて思ってた。でも今こうして俊くんにまた会えたからこのままおしゃべりしてたいって思ってるよ」
「ねぇ、せっかく会えたんだからさ、連絡先交換しない?」
「良いよ」
私と俊くんは互いに連絡先をQRコード経由で交換した。
「俊くんは何の仕事してるの?」
「新聞配達だよ。……そろそろ夕刊の新聞の配達があるから、今日はもう帰るね。それと、今日は七葉に会えて嬉しかったから、俺がコーヒーとケーキ代おごるよ」
「ありがとう、俊くん。バイバイ」
俊くんはお会計を済ませるとさっさとカフェを出ていった。
このまま独りで居るのは寂しいので、私はケーキの残り3分の2を早食いしてカフェを出て、そのまま自宅に帰った。
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