待ち人、音信なし
レイラの腕に力が籠もり、私の顔を覗く。
「元気そう。うん、良かった」
「レイラも」
「ちょっとお、あたしは?」
「トリーは元気ないと元気ないって言えるでしょー」
三人の団子が解かれ、歩き出す。並ぶ二人の後ろを歩いた。
よく行く料理屋へと入る。
ドリンクを持って乾杯をする。メニュー欄にヌードルがあるのを見て、この前のお店が美味しかったのを思い出す。
ノアさんの家ってあそこら辺だから詳しかったのか。
「合コン、週末ね!」
「ん?」
「え、トリー言ってないの? 合コンのこと」
「や、聞いてはいたけど……」