僕らのワンシーン

「まずは寝てたことを謝れよ......」

 彼はぼそっと呟いて、俺の背中に腕を回した。

「ごめんなさい。ねえ俺今、幸せだよ」

 俺も彼の肩に顎を乗せる。

 目を瞑って最高級の幸せに浸る。

 彼はきっと、顔を赤くして照れている。

 そして彼も目を瞑ってこの甘い時間を噛み締めるんだ。
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