「好き」の前の「ごめん」
ー6月ー
桜の季節も過ぎ、もう季節は夏。
緑が道いっぱいに生い茂る。
本当に今日は入学式なのかと疑うほどの暑さ。
コロナの影響で6月まで遅れて挙行された入学式。
私は新しい制服に身を包み、高校の門の前に立つ。
深呼吸とともにちょっとばかり緊張がほぐれる。
今日から高校生活が始まる...。私にとって高校生活は憧れだった。
いや、中学生の自分から早く逃げ出したかったから、憧れだと思っていたのかもしれない。
私の名前は四條美玖。
入学した高校は、全国でもトップ10に入るほどの難関校。
中学時代に勉強を頑張ったおかげで、中学の同級生が誰も同じ学年にいない進学校へと私は入学できた。
どうして中学の同級生とそんなに離れたかったのか。
それは物語が進んでからお話するとしよう。
桜の季節も過ぎ、もう季節は夏。
緑が道いっぱいに生い茂る。
本当に今日は入学式なのかと疑うほどの暑さ。
コロナの影響で6月まで遅れて挙行された入学式。
私は新しい制服に身を包み、高校の門の前に立つ。
深呼吸とともにちょっとばかり緊張がほぐれる。
今日から高校生活が始まる...。私にとって高校生活は憧れだった。
いや、中学生の自分から早く逃げ出したかったから、憧れだと思っていたのかもしれない。
私の名前は四條美玖。
入学した高校は、全国でもトップ10に入るほどの難関校。
中学時代に勉強を頑張ったおかげで、中学の同級生が誰も同じ学年にいない進学校へと私は入学できた。
どうして中学の同級生とそんなに離れたかったのか。
それは物語が進んでからお話するとしよう。