「好き」の前の「ごめん」
入学式から2週間が経ち、徐々にクラス内でも会話が弾んできた頃。


私にとっての大きな悩みは登下校だった。
私の使う電車はあまり同じ高校の生徒が使っておらず、一緒にける仲間を探すのがなかなか難しい。
それに、今の所、同じ電車なのは男子しかいない。
男子と一緒に登下校してるところを誰かに見られる...。
考えただけでも恐ろしい!!

どんな噂が広められるのか。
どんな陰口を囁かれるのか。

そんな恐怖はもう二度と味わいたくない。

そうなると1人かぁ...。
それはそれで寂しいけど、まぁ仕方ないよね。

そう思いながら、校門前の階段を降りて駅へと歩きはじめようとした時。
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