スター 〜芸人の人生〜
な…な…



なんで知ってるんや…




なんで知ってるんや!!







「なんで知ってるんやって顔ね」





見透かした様に和江は少しも目を反らさずに聞いてきた。






「そ…そ…そんな事ねぇ~んだけど…」





吉田は何故か標準語になっていた。





「あら?そう?何であなたは窓から帰ったの?何であなたは女の子の家に上がったの?何であなたは…」



「ちょっ…待てよ!」






キムタコ張りの台詞を瞼を二重にしながら吉田は言い放ってみた。








瞼が二重の俺…






かっこいいかもしれん…



これからは二重にしながら喋ってみよう…




ホンマ何をやっても俺と言う✨スター✨はかっこいいな…






「何言ってんだよ!マジ意味分かんねーんだけど!」





「意味分からないの?じゃあ教えてあげるわ」





和江は静かに話始めた。


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