ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
 や、ヤンデレ!?

「でも……許されませんわよ?、尊和様」

「……くぅっ……ヒヨぉ……この人怖いよぉ……」

「ええっ……!?」

 ベッドに座っていた尊和様は、すぐそばにいた私のお腹辺りに顔を埋めて、きゃんきゃんと子犬のように泣いている。

「あ、あのっ……あなたは……?」

「はぁ!?このわたくしのことを知らない?バッカじゃないの!!」

「あっ……ごめんなさい……」

「……ヒヨ……———ふふっははははっ」

「えっ……?」

「これはこれは、失礼いたしました、十条メイナ様。」

「と、尊和様っ……?」

「まだまだ未熟なひよっこなので。けれど、バカって言葉……」

「っ!」

 ……?

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