ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「玲。はなせ」

「っ!」

 殺気ぷんぷんで、声を1オクターブぐらいも下げて、睨みつけると、さすがに怯えてヒヨを離した。

 ヒヨはすぐさま俺に近寄ってきた。

「尊和様っ……さっきは、ごめんなさい……」

「なにが?」
 
「あのっ……怖かったからとか言って……玲様に抱きしめられてしまって……」

「ふふっ、許さない」

「っぅ……」

「その前に、そもそもなんで僕と付き合ってくれたの?」

 顔面だったら……一緒に死んでもいいかもしれない。

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