ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
「どうして?」
【side 尊和】
は?待て?
別れる?
意味がわからない。
俺からヒヨが離れて行くなんて、世界が滅びるのとおんなじだぞ?
「おい!日和!待てよ!!
「日和!!」
「おい!尊和お前ヒヨを追いかけろよ!!」
「え?先輩、いまヒヨは追いかけてきて欲しいと思いますか?」
「はぁ!?」
「いま、ヒヨは独りになりたくて逃げたのでしょう?あんな追いかけてきて欲しいって言ううざい女じゃないんですから」
「チッうるさいわね!来楽!とにかく行くわよ私達は!!」
……なにか、俺は悪いことをしたか……?
……思い当たることといえば……。
この、蒼とか言うヤツを殴り倒したことか……?
だけど……そうではない気がする。
なにかに、思い切り怯えていた気がする、ヒヨが……。
……わからない。
「ふっ……アイツ……前に吹き込んだ甲斐があったわね」
「本当よっ、中学生の時って言うのに、またいまにまで持ってきてるのよ?アイツが悪いわ」
「あ、あのっ……先輩?」
「わぁ!尊和様!?」
「どうしたのですか!?」
「お、お名前っ……なんて言うんですか……?」
「ええっ!?ど、どうして名前なんて!?」
あーうぜー早く名乗れよ……。
「そのっ……先輩達がっ……可愛い……からっ……」
「「っ!!」」
「笑美瑠よ!」
「蕾よっ!!」
「わぁ!可愛いお名前ありがとう!!これで———安心して……ヒヨを取り戻せるよ。」
「えっ?」
「なにか言ったかしら?」
「いいえ、ありがとうございました!!」
「「きゃー!!」」
「あと……」
「「はい!?」」
「そのぎゃーとか、耳障りなので、やめてくださいね。バイバイ」
「「……!?」」
耳障り……なんかじゃ済まないけど。
ってか、この世にいるのはヒヨだけいいんだから……。
早く、ヒヨになにがあったのかとか聞き出して、また俺のものにしないと。
ってか……そもそも別れてないけれどね。
あんなのヒヨが勝手に言っただけなんだから、俺は許可出してないし……。
そんなの……だめに決まってるし。
えっと、忘れないようにメモっとかないと。
苗字聞いてなかったけど、まぁいいか。
スマホのメモアプリに、笑美瑠と蕾、容疑者と書いて、スマホを閉じて、教室に帰った。
*
「おかえり〜尊和」
「凛(リン)か……」
凛は、小学生からの幼なじみ。
たまたまこの学園にいたらしい。
は?待て?
別れる?
意味がわからない。
俺からヒヨが離れて行くなんて、世界が滅びるのとおんなじだぞ?
「おい!日和!待てよ!!
「日和!!」
「おい!尊和お前ヒヨを追いかけろよ!!」
「え?先輩、いまヒヨは追いかけてきて欲しいと思いますか?」
「はぁ!?」
「いま、ヒヨは独りになりたくて逃げたのでしょう?あんな追いかけてきて欲しいって言ううざい女じゃないんですから」
「チッうるさいわね!来楽!とにかく行くわよ私達は!!」
……なにか、俺は悪いことをしたか……?
……思い当たることといえば……。
この、蒼とか言うヤツを殴り倒したことか……?
だけど……そうではない気がする。
なにかに、思い切り怯えていた気がする、ヒヨが……。
……わからない。
「ふっ……アイツ……前に吹き込んだ甲斐があったわね」
「本当よっ、中学生の時って言うのに、またいまにまで持ってきてるのよ?アイツが悪いわ」
「あ、あのっ……先輩?」
「わぁ!尊和様!?」
「どうしたのですか!?」
「お、お名前っ……なんて言うんですか……?」
「ええっ!?ど、どうして名前なんて!?」
あーうぜー早く名乗れよ……。
「そのっ……先輩達がっ……可愛い……からっ……」
「「っ!!」」
「笑美瑠よ!」
「蕾よっ!!」
「わぁ!可愛いお名前ありがとう!!これで———安心して……ヒヨを取り戻せるよ。」
「えっ?」
「なにか言ったかしら?」
「いいえ、ありがとうございました!!」
「「きゃー!!」」
「あと……」
「「はい!?」」
「そのぎゃーとか、耳障りなので、やめてくださいね。バイバイ」
「「……!?」」
耳障り……なんかじゃ済まないけど。
ってか、この世にいるのはヒヨだけいいんだから……。
早く、ヒヨになにがあったのかとか聞き出して、また俺のものにしないと。
ってか……そもそも別れてないけれどね。
あんなのヒヨが勝手に言っただけなんだから、俺は許可出してないし……。
そんなの……だめに決まってるし。
えっと、忘れないようにメモっとかないと。
苗字聞いてなかったけど、まぁいいか。
スマホのメモアプリに、笑美瑠と蕾、容疑者と書いて、スマホを閉じて、教室に帰った。
*
「おかえり〜尊和」
「凛(リン)か……」
凛は、小学生からの幼なじみ。
たまたまこの学園にいたらしい。