ヤンデレな子犬系狼様の愛は重すぎる。
 やばい……。

 思わず歯止めが効かなくなりかけて、ヒヨの可愛い小さな柔らかい唇に何度も口付ける。

「んむっ……ふぁあ……んっ……」

 すると、気づかない間にヒヨは気絶してしまっていた。

「あ〜あ……寝ちゃったぁ可愛いっ先輩方、このままこの可愛いの……屋敷に持ってって閉じ込めたいんですけれど、いいですか?」

「おいおい、冗談も大概にしろ」

「えっ……僕、嘘なんて吐いてないんですけど……」

 その瞬間、少しすごい目で見られた。



 先輩達も風呂に入り、鈴と二葉、俺も風呂に入らせてもらいながらも、ヒヨが起きるのを待った。

 先輩達が風呂から出たあとに入らせてもらった為、あとの2人が出てくるまで、ヒヨの頬を叩いたり、軽く摘んだりして、愛おしさを感じながらも過ごしていた。

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