愛して先輩っ! XXX
……星矢くんからのメールだ。

私はそっと、メールを開く。


『奈々、今どこ?』


星矢くんらしい、メールの内容だった。

たった1行の内容だけど星矢くんの温かさを感じた。


私は返信することなく、携帯の画面を閉じた。

そして、そのまま電源を落とす。

もう、彼らからの連絡を見ることがないように。

見てしまったら、心が揺れ動いてしまうかもしれないから。


私は、彼らのことが大好き。

だけど、今は、おばあちゃんのことが心配だから。

おばあちゃんとの時間も大切にしたいから。

私は彼らと距離を置くんだ……。
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