愛して先輩っ! XXX
「大切な人たちだよ」



うん。

“友達”とか“先輩”で終わらせることが出来ない関係。

やっぱり、彼らは私にとって“大切な存在”なんだ。



「そうかい……」

「うん」

「また、会ってみたいね……」



おばあちゃんは柔らかい笑みを浮かべる。

そんなおばあちゃんの手を取る。



「明日も来てくれると思うよ」

「挨拶しなくちゃね……」



そう言って、おばあちゃんは目を閉じた。

今日は久しぶりにたくさんお話したもんね。

疲れたのかな?



「……また明日、たくさん話そうね」



私もおばあちゃんに寄り添うように眠りについた。
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