愛して先輩っ! XXX
翌日。
私が目を覚ますと、すでにおばあちゃんは目を開けていた。
昨日よりもおばあちゃんの顔色はよかった。
……そういえば。
私、携帯をどこにしまっていたかな?
多分、鞄の中に入れた気がする……。
私は鞄のポケットから携帯を取り出し、電源をつける。
しばらくすると明かりがつく。
画面にはたくさんの不在着信と、メールが表示されていた。
全て、星矢くんや瑠衣くん、祐樹先輩からだった。
メールをひとつひとつ見てみると、みんな心配してくれているんだな、と思った。
『奈々ちゃん。どこにいるの?』
『電話が繋がらない。どうした?』
『返事して!』
どのメールを見ても、涙があふれてきた。
やっぱり、連絡くらいすればよかったのかな、と後悔する。
そう思っていると病室の扉が元気よく開かれた。
「奈々ちゃん! おばあちゃん! こんにちはー」
「瑠衣っ! 声が大きい!」
「そういう桜庭もな?」
大好きな彼らが、病室にやってきた。
おばあちゃんも、にこにこと手を振っている。
昨日とはまったく違う雰囲気の病室。
空気が入れ替わったように明るい。
おばあちゃんと楽しそうに話す彼らには感謝しかない。
彼らの笑顔に、おばあちゃんも楽しそうだ。
……ありがとう。
心の中で何度も呟く。
本当に、みんなのことが大好きだ。
私が目を覚ますと、すでにおばあちゃんは目を開けていた。
昨日よりもおばあちゃんの顔色はよかった。
……そういえば。
私、携帯をどこにしまっていたかな?
多分、鞄の中に入れた気がする……。
私は鞄のポケットから携帯を取り出し、電源をつける。
しばらくすると明かりがつく。
画面にはたくさんの不在着信と、メールが表示されていた。
全て、星矢くんや瑠衣くん、祐樹先輩からだった。
メールをひとつひとつ見てみると、みんな心配してくれているんだな、と思った。
『奈々ちゃん。どこにいるの?』
『電話が繋がらない。どうした?』
『返事して!』
どのメールを見ても、涙があふれてきた。
やっぱり、連絡くらいすればよかったのかな、と後悔する。
そう思っていると病室の扉が元気よく開かれた。
「奈々ちゃん! おばあちゃん! こんにちはー」
「瑠衣っ! 声が大きい!」
「そういう桜庭もな?」
大好きな彼らが、病室にやってきた。
おばあちゃんも、にこにこと手を振っている。
昨日とはまったく違う雰囲気の病室。
空気が入れ替わったように明るい。
おばあちゃんと楽しそうに話す彼らには感謝しかない。
彼らの笑顔に、おばあちゃんも楽しそうだ。
……ありがとう。
心の中で何度も呟く。
本当に、みんなのことが大好きだ。