愛して先輩っ! XXX
「なにやってんだ」
低音ボイスがリビングに響き渡った。
私たちは睨むのをやめて、声のほうへ目を移す。
そこに立っていたのは、黒髪で高身長のイケメンさん。
私を視界にとらえられたと思ったら、眉をひそめられた。
「誰だ」
今日、何度目かの自己紹介をする。
「ああ。今日から男子寮に住むとか言っていた奴か」
え。
この人も、私が男子寮に入ると思っているの?
私、男子寮になんて入る気はないけど。
「なにかの間違いじゃないですか。私、女子なので」
だから女子寮に入ります。
と、言う私に、星矢くんは苦笑している。
ズボンのポケットから封筒を取り出し、私に差し出してきた。
「奈々。学園長からの手紙。読んでみて」
……学園長から?
星矢くんから受け取った封筒から便箋を取り出す。
『奈々ちゃんと男子寮の3人へ』
私と彼らに宛てた手紙?
というか、男子寮って3人しかいないんだ……。
私は手紙を読み進める。
低音ボイスがリビングに響き渡った。
私たちは睨むのをやめて、声のほうへ目を移す。
そこに立っていたのは、黒髪で高身長のイケメンさん。
私を視界にとらえられたと思ったら、眉をひそめられた。
「誰だ」
今日、何度目かの自己紹介をする。
「ああ。今日から男子寮に住むとか言っていた奴か」
え。
この人も、私が男子寮に入ると思っているの?
私、男子寮になんて入る気はないけど。
「なにかの間違いじゃないですか。私、女子なので」
だから女子寮に入ります。
と、言う私に、星矢くんは苦笑している。
ズボンのポケットから封筒を取り出し、私に差し出してきた。
「奈々。学園長からの手紙。読んでみて」
……学園長から?
星矢くんから受け取った封筒から便箋を取り出す。
『奈々ちゃんと男子寮の3人へ』
私と彼らに宛てた手紙?
というか、男子寮って3人しかいないんだ……。
私は手紙を読み進める。