愛して先輩っ! XXX
「奈々なら、大丈夫だ」
そう言って、祐樹先輩は私の頭にぽんっと手を置いた。
“奈々”
祐樹先輩に初めて名前を呼ばれた……。
微笑む祐樹先輩の顔を見たら、安心感が生まれた。
私も笑顔を返す。
ぽんぽん、と祐樹先輩は頭を撫でてからキッチンを出て行った。
祐樹先輩の手のぬくもりが残っている。
……この寮生活で不安だったのは、瑠衣くんのことだけじゃない。
祐樹先輩と、普通に話すことすら出来ないと思っていた。
だけど、今日。
祐樹先輩は私に話しかけてくれた。
だから、私はもっと話したいと思った。
それが人間関係を築いていく、ってことなのかな。
……祐樹先輩にはかなわないや。
「決めたっ!」
私はキッチンを出て、リビングでくつろいでいる彼らの前に立つ。
そう言って、祐樹先輩は私の頭にぽんっと手を置いた。
“奈々”
祐樹先輩に初めて名前を呼ばれた……。
微笑む祐樹先輩の顔を見たら、安心感が生まれた。
私も笑顔を返す。
ぽんぽん、と祐樹先輩は頭を撫でてからキッチンを出て行った。
祐樹先輩の手のぬくもりが残っている。
……この寮生活で不安だったのは、瑠衣くんのことだけじゃない。
祐樹先輩と、普通に話すことすら出来ないと思っていた。
だけど、今日。
祐樹先輩は私に話しかけてくれた。
だから、私はもっと話したいと思った。
それが人間関係を築いていく、ってことなのかな。
……祐樹先輩にはかなわないや。
「決めたっ!」
私はキッチンを出て、リビングでくつろいでいる彼らの前に立つ。