愛して先輩っ! XXX
「……ごめん」
「え?」
「だから、ごめんって言っているのっ」
突然『ごめん』と言った瑠衣くん。
なにが『ごめん』なんだろう。
私、瑠衣くんに謝られるようなこと、されたっけ?
思い浮かぶのは……。
「ああ。私の作ったご飯を食べなかったこと?」
それは仕方ないと思うし、特に気にも留めていなかったから、謝らなくてもいいのになぁ、なんて思っていると。
隣から呆れたような視線を感じた。
瑠衣くんを見れば『バカなの?』って、目が言っていた。
「だから。巻き込んでごめん、って……」
語尾に向かって小さくなる言葉。
そこまで言われて、瑠衣くんがなにに対して謝っているのか分かった。
「僕が彼女のフリを頼まなければ、こんなことにならなかった」
膝を抱えて、ぎゅっと握り締めているこぶしは震えている。
そんな姿を見たら、瑠衣くんを責める気にはならないし。
そもそも、瑠衣くんが悪いとか思っていない。
私は、そっと瑠衣くんのこぶしに手を重ねた。
驚く瑠衣くん。
「え?」
「だから、ごめんって言っているのっ」
突然『ごめん』と言った瑠衣くん。
なにが『ごめん』なんだろう。
私、瑠衣くんに謝られるようなこと、されたっけ?
思い浮かぶのは……。
「ああ。私の作ったご飯を食べなかったこと?」
それは仕方ないと思うし、特に気にも留めていなかったから、謝らなくてもいいのになぁ、なんて思っていると。
隣から呆れたような視線を感じた。
瑠衣くんを見れば『バカなの?』って、目が言っていた。
「だから。巻き込んでごめん、って……」
語尾に向かって小さくなる言葉。
そこまで言われて、瑠衣くんがなにに対して謝っているのか分かった。
「僕が彼女のフリを頼まなければ、こんなことにならなかった」
膝を抱えて、ぎゅっと握り締めているこぶしは震えている。
そんな姿を見たら、瑠衣くんを責める気にはならないし。
そもそも、瑠衣くんが悪いとか思っていない。
私は、そっと瑠衣くんのこぶしに手を重ねた。
驚く瑠衣くん。