愛して先輩っ! XXX
「奈々ちゃんっ!」
「……瑠衣くん」
「もうっ! もっと喜んでよ!」
苦笑いする私。
内心、少しは嬉しいけど。
クラスメイトの視線は怖いままだ。
慣れてきたとはいえ、チクチク刺さる視線を全く気にしないっていうことができるわけでもない。
「あれ? 星矢、元気ないじゃん」
瑠衣くんが星矢くんの変化に気づく。
瑠衣くんも気づくってことは、やっぱり、星矢くんはいつもと違うのだろう。
なにが違うって言われたら分からないけど……。
「元気あるよ」
そう言って微笑む星矢くん。
元気あるようには見えないんだけどな。
そんな星矢くんに、瑠衣くんがため息をつく。
「星矢が元気ないのって、僕がこの教室に来るようになってからじゃない?」
「え?」
瑠衣くんの言葉に思わず聞き返してしまった私。
瑠衣くんが教室に遊びに来てから?
星矢くんの元気がなくなるようになった?
うーん。
確かに、私が違和感を感じたのは、瑠衣くんが初めて教室に遊びに来た日だったかもしれない。
具体的には覚えていないけど。
多分、あの頃からだった気がする。
「……瑠衣くん」
「もうっ! もっと喜んでよ!」
苦笑いする私。
内心、少しは嬉しいけど。
クラスメイトの視線は怖いままだ。
慣れてきたとはいえ、チクチク刺さる視線を全く気にしないっていうことができるわけでもない。
「あれ? 星矢、元気ないじゃん」
瑠衣くんが星矢くんの変化に気づく。
瑠衣くんも気づくってことは、やっぱり、星矢くんはいつもと違うのだろう。
なにが違うって言われたら分からないけど……。
「元気あるよ」
そう言って微笑む星矢くん。
元気あるようには見えないんだけどな。
そんな星矢くんに、瑠衣くんがため息をつく。
「星矢が元気ないのって、僕がこの教室に来るようになってからじゃない?」
「え?」
瑠衣くんの言葉に思わず聞き返してしまった私。
瑠衣くんが教室に遊びに来てから?
星矢くんの元気がなくなるようになった?
うーん。
確かに、私が違和感を感じたのは、瑠衣くんが初めて教室に遊びに来た日だったかもしれない。
具体的には覚えていないけど。
多分、あの頃からだった気がする。