あの夜身ごもったら、赤ちゃんごと御曹司に溺愛されています
突発性発疹は8ヶ月の時にやっている。
でもそれ以外で大きな病気はしていない。
「子供はよく熱を出すものだし、少し様子を……ってあらどうしよう」
「どうしたの?」
「診療所なんだけどね、先生が火曜日まで東京の方に行ってていないんだよね〜」
どうやら土曜から月曜日まで診療所がお休みだということは前々から決まっていたことらしい。
都会のようにこっちの病院が休みなら別の病院へというわけにはいかない。
急患が出た場合、緊急を要する場合はドクターヘリを要請することになる。
ただ、今の柊一の様子を見る限り、緊急を要するという感じではなさそうだ。
とりあえず、様子を見ようということで、私と祖母は布団を敷いて柊一を寝かせた。
自分のことばかり考えて、柊一の異変に全く気が付かなかったことを深く後悔した。
だが熱は時間が経つにつれぐんぐん上がっていった。
「柊ちゃん」
熱で熱くなった手を握ると、柊一は弱々しく握り返してきた。
「柊ちゃんの様子はどうだい?」
祖母が氷枕を持ってきてくれた。
「熱が上がってきている。咳もしてる」
「風邪かね〜」
どうすることもできず、寄り添っていると、柊一が咳をした。
「柊ちゃん。枕変えるね」
頭を上げて緩くなった氷枕を新しいものに交換すると、気持ちがよかったのか柊一の表情が少し柔らかくなった。
結局この日は柊一の熱は下がらなかった。
でもそれ以外で大きな病気はしていない。
「子供はよく熱を出すものだし、少し様子を……ってあらどうしよう」
「どうしたの?」
「診療所なんだけどね、先生が火曜日まで東京の方に行ってていないんだよね〜」
どうやら土曜から月曜日まで診療所がお休みだということは前々から決まっていたことらしい。
都会のようにこっちの病院が休みなら別の病院へというわけにはいかない。
急患が出た場合、緊急を要する場合はドクターヘリを要請することになる。
ただ、今の柊一の様子を見る限り、緊急を要するという感じではなさそうだ。
とりあえず、様子を見ようということで、私と祖母は布団を敷いて柊一を寝かせた。
自分のことばかり考えて、柊一の異変に全く気が付かなかったことを深く後悔した。
だが熱は時間が経つにつれぐんぐん上がっていった。
「柊ちゃん」
熱で熱くなった手を握ると、柊一は弱々しく握り返してきた。
「柊ちゃんの様子はどうだい?」
祖母が氷枕を持ってきてくれた。
「熱が上がってきている。咳もしてる」
「風邪かね〜」
どうすることもできず、寄り添っていると、柊一が咳をした。
「柊ちゃん。枕変えるね」
頭を上げて緩くなった氷枕を新しいものに交換すると、気持ちがよかったのか柊一の表情が少し柔らかくなった。
結局この日は柊一の熱は下がらなかった。