あの夜身ごもったら、赤ちゃんごと御曹司に溺愛されています
中待合で待つこと十分、診察室に呼ばれた。
これまでの症状を医師に伝えると、目や喉、聴診器で胸を音を聴いた。
「一度レントゲンを撮ってみましょう」
看護師の指示でレントゲンを撮ることになった。
看護師に柊一を預け、撮影が終わるのを待つ。
再び医師に呼ばれ診察室にはいると
「肺炎にかかってますね」
そう言ってレントゲン写真を私にみせながら医師が説明をする。
「とりあえず今夜から入院となります。細かいことは看護師が説明します」
私が説明を受けている間に柊一の入院の準備が進められた。
準備が整うまで待合室で待っててほしいと言われ、私は一旦中待合から待合室へと移動した。
するとそこには悠一さんが座っていた。
「帰ったんじゃ?」
「子供は?」
私の言葉を無視するように柊一のことを尋ねられた。
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