【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。



「教えて、莉沙ちゃん。 アイツは、どんな風に莉沙ちゃんを抱くの?」

「やめて……お願い……」

「やめないって、言ったよね?」

 神宮寺社長は、わたしのスカートの中に手を入れると、太ももを荒々しく撫でてきた。

「っ……やっ……」

 抵抗したいけど、腕を押さえつけられてしまい、思うように身動きがとれない。

「可愛いね?莉沙ちゃん……。そうやっていつも、甘えたような表情で、アイツに抱かれてるんだ?」

 そう言って怪しく笑う神宮寺社長は、愛撫をするその手を止めない。 太もも、胸、お腹。全部をその手を撫で回す。

「やっ、めて……。お願いだから、やめて……」

 わたしは光星さん以外の人に抱かれたくない。光星さんにだけ、抱かれたい。

「やめないって、言ったよね?」

 神宮寺社長は冷たく言い放つと、またわたしの上に覆い被さってきた。

「や、やだっ……」

 そしてわたしは、押さえつけられたその手を振り払うことも出来なくて……。ただもう、目を閉じるしかなかった。
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