【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。
◎妻として一生愛される自信がある
その日の夜は、光星さんに今までよりもずっと激しく、そして甘く、愛された。
「莉沙、アイツにどこ触られた……?」
と薄暗い部屋のベッドの上で、光星さんにそう聞かれた。
「え? えっと……。太ももとか、胸とか、です……」
神宮寺社長が触れた所を光星さんに聞かれて、そう答えると。光星さんはその箇所を「上書き」と言ってキスをした。
「っ、ん……」
「他には? どこ触られた?」
「……っ、唇……」
「そうか。じゃあ唇にも、上書きしないとな」
そう言われてわたしは、光星さんの唇についばむようにキスをされ、意識を何度も飛ばしそうになった。甘くて激しいキスと共に、気が付いた時にはすでに、光星さんと奥深くまで身体が繋がっていた。
一定のリズムを刻むベッドの上で、甘く甘美な声を漏らすわたしに、光星さんは何度もキスをした。そして何度も何度も、記憶がなくなるくらいまで奥深くまで身体を繋ぎ合わせていく。
「光星さっ……手、握って……」
「ああ、握ってやる」