【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。



 わたしは紙袋の中から、資料を取り出して目の前にいる聖川社長に見せた。

「ふーん……。これは?」

「当社が開発途中の、新しい医療器具です。近年、医療はだんだんと進化していますので、新薬が開発されると同時に……」

 そしてその時、目の前の聖川社長は立ち上がって、わたしの目の前にきた。

「……え?」

 な、何? 何なの……?

「なぁ、遠藤莉沙」

「は、はい……?」

「そんな堅苦しい説明はいらない」

 聖川社長は、わたしの隣りに座ると、わたしの姿を舐め回すように見つめる。そして怪しく笑うと、わたしにこう口にした。

「お前、なかなかいい女だな?」

「はっ!? あ、あの……! え、ちょっ……あの……?」
 
 聖川社長はわたしの頬に触れると、そのままソファの上に押し倒した。

「えっ⁉ちょっと……! な、何ですか?」

「へぇ……。推定Ꭰカップ、って所かな?」

「っ!? さ、サイテー……!」

 な、何なのこの人! ただの変態じゃん……!
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