【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。
◇ ◇ ◇
「では、こちらが契約書になります。こちらにサインをお願いします」
「わかった」
社長に契約書にサインと印鑑を押してもらい、契約は成立した。
「こちらで以上になります。本日はご契約、誠にありがとうございます」
「こちらこそ。これからも公私ともによろしく頼むよ?゙遠藤さん゙」
「はい。……ではわたしはこれで、失礼致します」
わたしは席を立って社長室から立ち去ろうとした、その時だった。
「莉沙」
「はい」
「これ、俺の連絡先。登録しとけ」
社長はわたしに、自分の連絡先を渡してきた。
「……はい。では失礼します」
わたしはそれを受取り、カバンに仕舞うと、そのまま会社へと戻った。
「お疲れ様です。遠藤、只今戻りました」
「遠藤、お帰り〜。どうだった?」
「はい。……契約、無事に取れました!」
「ええっ! 本当に!?」
「はい。ちゃんと契約書にも、サインいただきました!」
わたしは契約書をみんなに見せた。