【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。
「莉沙、ちょっといいか?」
「はい。なんでしょうか?」
聖川さんに仕事終わりに呼び出されたわたしは、聖川さんからこんな言葉を言われた。
「莉沙を、うちの両親会わせたい」
「…………。え? ええっ⁉」
ひ、聖川さんの両親に!? わたしを⁉
その言葉でわたしは、少しあたふたしてしまいそうになる。
「俺は、莉沙をとても大事にしたいと思ってる。だからうちの両親に会わせたい。……両親にはもう、莉沙と結婚を前提に付き合っていると報告した」
「ええっ!?」
そ、そんなこと言ってしまったの……!? わたし、そんなの今知ったよ!
「そんなに驚くことか? 莉沙も俺も、もういい大人だ。将来を考えていない訳ではないだろ?」
「そ、それは……そうですけど」
でもまだ付き合ってから間もないよ……? そんなに早く、将来を決めてもいいのかな……?
「うちの両親も、莉沙との交際を認めてくれている。だから一度、きちんと莉沙を両親に紹介したいんだ」