【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。
「……莉沙、好きだよ」
「光星さん……」
彼の汗ばんだ身体に抱きつきながら、わたしは幸せな時間を夢見た。そしてお互いに抱き合ったまま、再び唇を重ねた。
「俺、思ったんだけどさ」
「……はい?」
ベッドにふたり並んで布団を被ったまま、わたしは彼の方に視線を向けた。
「莉沙の身体、前よりもさらにエロスが増してきたよな?」
「ええっ⁉」
な、な、なにを言うの……⁉ この変態悪魔!
「最近莉沙が俺のことすぐ煽るから、理性すぐに失うんだけど?」
「そ、そんなこと言われても……!」
わたしべつに、そんなことしてるつもりなんてない。……それに、そうしているという自覚がない。
「どれだけ莉沙のこと抱いても、まだ抱き足りないんだけど?」
「えっ? ちょ、光星さん……?」
「莉沙、黙って俺に抱かれろ」
わたしの上にまた覆い被さってきた光星さんは、また深く唇を重ねながら、そのまま有無を言わさず奥深くまで入ってきた。そしてまた、お互いに溶け合うまで深く抱き合った。