【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。
わたしは光星さんの隣に行った。
「莉沙に何を言った?」
と光星さんは、冷たく言い放った。
「別に何も? 俺にしない?って言っただけ」
「お前、ふざけんなよ? もし莉沙に手ぇ出したら、俺きっとお前のこと地獄に落とすからな?」
光星さんは彼の目を見つめたまま、そう言い放った。
「ふ。……じゃあ、その時を楽しみにしてるわ」
そう言い放った神宮寺社長は、ニヤリと微笑みどこかへ行ってしまった。
「莉沙、大丈夫か?」
「あ、はい……。ありがとうございます」
光星さんは、心配そうにわたしを見つめていた。そしてわたしの頬を撫でた。
「アイツには近付くな。手を出されるぞ」
「……はい。すみません」
「莉沙、今日はもう帰ろう」
「え?……でも」
「いいから、帰ろう」
光星さんはわたしの手を引いて、パーティー会場を出ると、そのままエレベーターに乗って最上階のボタンを押した。最上階に着いたエレベーターを降りると、そのまま部屋のキーを開けて中に入った。