【完結】悪魔な御曹司に心も身体も溶かされました。



 その後、試用と形で一度本格的に機械を動かし、細かい所までチェックした。AIの動き、そして反応の早さ、説明の速度。神宮寺社長に全てチェックしてもらい、不具合などが見つかった場合には、すぐにその箇所をチェックした。

「莉沙ちゃん、ここ今ちょっと一瞬フリーズした。 ちょっと気になる」

「分かりました。そこも少し改善点ですね」

「あと、測定台の高さ、もう少し高くなるといいな。 特に最近は、外人さんとかも増えてきてるから。もう少し題が高くなると、測定しやすくなりそうだ」

「分かりました。ここも検討する所ですね」

 機械の一つ一つに、丁寧に指摘箇所を教えてくれる神宮寺社長。

「修正出来たら、また連絡もらえるかな? またその時に不具合が修正されてるか見たい」

「はい。分かりました」

「じゃあ、今日はお疲れ様。今日はありがとね」

「こちらこそ。貴重なご意見、ありがとございます。 では、わたしはこれで失礼します」
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