風になびく君の髪
「あーー林間学校行きたかったなー」
ひまわりがそう言う
俺はまだそんなこと言うひまわりに対してこう言った
「お前が1番楽しみにしてたのになんで林間学校行かないつもりなんだよ!
絶対そうはさせねーからな!?」
「……」
そりゃそうだろ、ひまわりが企画を立てたりグループ決めたり色々してくれてたのに
こいつが行かないなんて……
「俺はひまわりとみんなと一緒に林間学校に行きたいんだよ
俺にそう思わせてくれたのはひまわりだぞ?
ひまわりが居ない林間学校なんてつまんねーじゃんか」
「…………」キュン
「じゃあやるぞ」
「うん!」
ひまわりはまた笑顔になって勉強を再開する
よし、その調子だ
その後2時間くらいは勉強した
わからないことは全部教えてひたすら書いて覚えていた
「いけるかこれで?」
「うん!ありがとー!」
これで追試合格出来たらいいな
「ねえ、ふーま」
「ん?」
ひまわりがペンを置いて俺の名前を呼んだ