風になびく君の髪
2章【偶然と懐かしい髪】
そんなこともあったなー
あれが多分唯一俺から話しかけようと思った人だった
今はどこで何しているのかはわからない
でも確かに俺は心のどこかであの子がまた中庭を通って来そうで毎回中庭にいたんだよなー
まあ途中ひまわりにバレてずっとそこには居られなかったんだけどな
もう二度と会うことはないけどもし出来るのならまたあのサラサラな髪を揺らしながら歩いてくるところを見てみたいもんだな
話しかけられるかは別として