風になびく君の髪






「水瀬って…可愛いね」


「……え?」


不意に出てしまった言葉だった


うおー!!何言ってんだ!


「ご、ごめん!う、うそ!
あ、嘘じゃない!ほんとなんだけど
なんかとっさに出てきたっていうか!」


俺は慌てて弁解する


「……ありがと」


水瀬は少し微笑んで答えた


……まじで可愛いじゃん…


ど、どうする……?


この見つめあってる時間


こ、告白!?


今しかないか!?


「み、水瀬……」


俺は意を決した


「お、俺………」


ここで……決めよう!


水瀬は俺の言葉を静かに待つ


「昔から……」


【ザブーーン!!!】


え?


「ぎゃあーー!!!」


な、何があった!?


急に強い滝が俺らの顔面をびしょびしょに濡らす


「な、なんだよこれ!」


俺も水瀬もびしょびしょだ




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