風になびく君の髪





そして遥香は


遥香
「………」


眠ってる無防備な風馬を横目で見ていた


遥香
(……光井君の隣に居るとどこか暖かく感じる)



遥香は自分の髪を触りながら風馬に近づいて


肩と肩をくっつけた


遥香
(こんなことして大丈夫かな?)


眠ってる風馬だからこそ少し罪悪感が湧く遥香だが


遥香
(もう少し…このまま……)



誰にも気づかれないように遥香は自分の意思で風馬の肩に頭を乗せた



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