風になびく君の髪




そしてある日の休日のこと



俺は父さんの仕事のお手伝いをしに父さんのお店に向かった


父さんは美容室を3店舗経営していて忙しいみたいだ


母さんもたまに手伝ったりしてるみたいだけど基本家で家事をしてるからずっと家に居る


とりあえずお店に行ってちょっと手伝おう



父さんのお店に行くと


「おー!風馬来たな!タオル回して畳んどいてくれ!」



相変わらず忙しそうだなー


お店の中にいるスタッフさんは全員で5人いて


それでもお客さんは10人くらい居る


ひえー大変だ


俺は特に何するわけでもなくただタオルを洗濯機で洗ったり床に落ちた髪の毛を掃いたりする

あとはカラーで使ったカップを洗ったり耳が汚れないようにカバーする袋も洗ったりと意外とやることはあるけどお客さんの髪には触れないようにしないといけない


美容師免許を持ってない人がお客さんの髪の毛に触れてしまったら法律に引っかかるらしい


意外と怖いよねこの業界


まあでも国家資格だからしょうがない




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