風になびく君の髪





ひまわり
「さーて投票の結果でーす」


ひまわりは黒板の前に立ってクラス全員分の投票用紙を広げる


ひまわり
「コスプレ喫茶15票、お化け屋敷20票でお化け屋敷になりましたー」


風馬
「ガーーーン!!!」


コスプレ喫茶…敗れる……



なんでだよぉぉー!!コスプレ見たいだろーが!!


女子のナース、チャイナ、バニーガール


男のロマンだろーが!!


なんだよお化け屋敷ってよぉぉー!!






友田
「異議あり!!」


友田が手を挙げてひまわりに物申した


言ったれ!言ったれ!


俺も異議ありだ!


奥村
「却下だ」


友田
「えぇえぇえぇえぇーぇぇぇええ!!?」


奥村
「戸塚、北谷、文化祭の出し物の提案ご苦労
席に着いていいぞ」


ひまわりと北谷は自分の席に着く


友田
「……そ、そんな」


友田はガッカリとした表情で涙をこぼす


わかる、わかるぞその気持ち…



奥村
「さて、やく2ヶ月後に行われる文化祭だが
戸塚、お化け屋敷を候補にした理由はなんだ?」


ひまわり
「えーと?いつもおばけ怖いから脅かす側になりたいなーって思った」


奥村
「なるほどな、お化け屋敷は私もゾンビ役で出演したことはあるが
客の反応を楽しむのは快感だ
だか、コスプレ喫茶も捨て難いな」


……奥村先生?


奥村
「コスプレは羞恥心を捨てれば着た服でなりきる
それがいいじゃないか
出来れば私もコスプレ喫茶をやりたかった」


ええぇええぇええ!!!??


奥村先生がコスプレ喫茶を推すだと!?



奥村
「まあ投票の結果お化け屋敷になったからには全力でやろうじゃないか
来るもの皆、気絶させてやろう」


それじゃあ問題になりまくるぞ……



とりあえずうちのクラスはお化け屋敷をやることになった





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