風になびく君の髪
俺とひまわりはトイレで着替えて
教室に行く
雛
「おおー!あんたらマジで怖いよ!?」
風馬
「え?」
しずく
「顔が怖すぎ」
ひまわり
「顔?」
俺とひまわりはお互いの顔を見る
風馬
「ええー!!!」
ひまわり
「きゃあああ!!!」
ひまわりの顔は血だらけになっていた
ついでに言うと俺の顔も血だらけだった
な、なんだこれは!!
血のりか!?
奥村
「私がやった」
風馬
「いや、先生かい!!」
むしろあの時間のあの一瞬でどうやってやったんだ!?
奥村
「よし、じゃあ中で待機しててくれ」
俺とひまわりは中に入る
暗い……
「どうしようふーま…」
ひまわりは震えた声で俺を呼ぶ
「なんだよ」
「緊張してきた」
「はあ!?」
扉の前で2人で待機する
「緊張って…そりゃあ緊張するだろ」
俺もドキドキしながら待っている
「とりあえず飲み物飲んで落ち着けよ」
「ええーー!飲み物なんて持ってないよ!」
「あほか!買ってこい!」
そんなやり取りをしてると
雛
「おーい、客来たってさ」
ま、まじか……
「とりあえず俺のお茶飲んでいいから」
俺はひまわりにお茶を渡す
「ありがと……」
ひまわりは俺のお茶を飲む
「あああーー!!」
急に大声を上げるひまわり
「なんだよ!」
それに対して俺もつっこむ
「ドキドキする……」
「…………」