風になびく君の髪





そう言われて俺は



ひまわりのあの言葉を思い出す



『こんなにドキドキしてるのはおばけが怖いからかな?
それとも………』


『私がふーまに恋してるからかな?』


【ドキッ!!!】



な、なにばかなこと思い出してんだ俺は!


平常心……


【グッ!】


「……!」


ひまわりは俺の服をギュッと握る


「……ふーま…緊張するー」


「わ、わかったって…」


【ドキッ!ドキッ!ドキッ!】


鼓動が強くなる


……止まれ!


「……ぷふっ!」



そんなドキドキの中


ひまわりは笑った




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