風になびく君の髪
〜ひまわりside〜
私と北谷くんは奥村先生から呼び出されて職員室に行く
なんだろー?
今日の文化祭大成功だったからご褒美かなー?
「先生ーひょっとしてなんかくれんの?」
私はいたずらに聞いてみる
「まあそんなとこだ
実はな、今日の文化祭で全学年からうちのクラスが最優秀賞もらったんだ」
「え!?そうなの!?」
最優秀賞〜!?
さっすがうちのクラス!!
みんな頑張って準備してたもんね〜
「そこでだ、この後7時から行われる表彰式で
どちらかが数分間、スピーチをしてくれないか?」
「す、スピーチ…」
北谷くんが顔を渋くさせている
「まあどちらかだ、そこは任せる
賞品もあるからそれも受け取って欲しい」
「賞品か〜賞品ってなに?」
「後からのお楽しみだ」
そっかー
まあみんなで頑張った結果だからなんでも嬉しいよね
「以上だ、時間を取らせて悪かった」
「はーい」
あ、そうだ、先生にも言っとかないと
「先生」
「ん?」
「色々助けてもらってどうもありがとうございました」
「……お前は大人だな」
「え?なんて?」
「何でもない」
???
まあいいや