風になびく君の髪





何やるかなー?


ん?なんだあれ?


俺はレースゲームらしきものを見つける


こ、これは!マリカじゃないか!!


家でもマリカやるけどゲーセンにもあんのか!


やりてーな


……手島は?


チラッと見てみると


視線はマリカの方に向いていた



よし!!


「手島!マリカどうだ!やらないか??」


俺はテンション高く聞いてみる


「はあ?マリカ?」


「え?やろうぜマリカ」


「いや、私はいいよ」


げっ!やらねーのかよ!


「じゃあ1人でやってるわ」


俺は心細い気持ちになりながらもマリカの席に座る



おおーーマリカを体感できるのは嬉しいことだぞ





俺がゲームを始めようとした時だった


俺の隣の席に手島は座る



お?やる気になったか?


「手島、マリカやんのか?」


「しょうがないから付き合ってあげる
さっきアソミミ取ってくれたしね」


「おおー!まじかー!さんきゅー!」


いいとこあんじゃねーか!


「操作方法はわかるか?」


「わかんないけど感覚でやってみる」


「だ、大丈夫か?」


感覚だけでどうにかなるものでもないぞ?




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