風になびく君の髪
学校に着く
まずは下駄箱の中を見させてもらうぞ
【ガッ!!!】
勢いよく開けた下駄箱の中には
いつも通り俺の上履きしか入っていなかった
なんだコンチキショー!!
「あーあー俺の下駄箱の中にチョコ入ってると思ったのに
なんでこんな色男をみんなおざなりにするんだろーなー」
は??
俺のセリフじゃない
誰だこの影は
俺は後ろを振り向く
「やあ、非モテ君」
湯山が居た
「おめーかよ!」
「なーに残念そうな顔してんのー
あたしがポッキーあげようか?」
「いるか!」
「ほら、ポッキーゲーム始まりー」
「いらねーよ!!」
こういう時に湯山が居るとろくな事がない