風になびく君の髪
新しいクラス表の元へ行く
俺の名前は……
2年C組だった
そして、俺のすぐ下にある名前は
"水瀬遥香"の名前がある
うおーー!!!水瀬とまた一緒のクラスじゃねえかよー!!
よっしゃあー!!!
「ふーまー!あったー?」
ひまわりが俺のところに駆けつける
「2年C組だったよ」
「えーー!!私B組だった……」
「は!?なんで!?」
「知らないよ〜!」
ひまわりがクラスに居ないだって……?
中学の時とかは別に気にしてなかったけど
高校に入ってからひまわりのクラスをまとめる力とかは何度も感心した
そんなひまわりとクラスが離れるのは
……ちょっと心細いかもしれない
「他の人は?」
ひまわりが聞く
「一応、水瀬と同じクラスだよ」
「………そっか」
一瞬ひまわりの声のトーンが落ち着いた気がした
「どした?」
「う、ううん!ふーまと同じクラスがよかったなー
でもね、北谷くんとしずくちゃんが一緒だよ」
「おーなら心強いな
にしてもみんな離れ離れはさすがに寂しいな」
「えーふーまが寂しいって思うの珍しいじゃん」
「俺をなんだと思ってんだよ」
思い出はいっぱいあったからなー
まあクラスは違ってもまたどっか行ったりは出来るだろうしそんなに深く考えないようにしよう