風になびく君の髪








そして俺はあるものを調べるために図書室に向かう


んーーと?確かこの辺だよなー



俺はヘアケアの事も好きだがスキンケアも好きだ



肌も髪と同じくらい繊細に扱わないといけないからな


そういう系の本とかは多分図書室にあるだろう


探していると


「ん?」


湯山らしき人が居た


そういやあいつ図書委員だったよな?


やたら真剣に本を読んでいる






「よーう、湯山、何読んでんだ?」


「……!?」


俺に気づいた湯山は慌てて本を隠す


「なんだー?変な本でも読んでたか?」


「ち、違うわ!レディーのプライベートに首突っ込むな!」


なんかそう言われると気が引けるな


「わかったよー俺は本探すからじゃあな」


「もうこっち来ないでね」


なんだよ普段はダル絡みするくせに


俺は歩きつつ湯山の方をチラッと見る


湯山が持っていた本のタイトルが少し見える


なんでそんな本読んでんだ?


湯山が読んでいた本は



『心と体のしくみ』


という本だった




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