風になびく君の髪
18章【痛みと強い痛みの髪】
次の日
俺は歯磨きをしながら鏡を見る
んーーー我ながらそんなにイケメンではないよなー
一目惚れされることなんてあっていいものか
どういうつもりだったのかはわからないけどなんで二宮さんは俺に一目惚れなんてしたんだ?
「じゃーまー!自分の顔鏡でまじまじと見ててきもい」
横から入ってくるのは雪乃だった
その暴言に俺はイラッとするが
今日はひまわりにイラッとしないためにここで抑える練習をしとこう
それにしてもやっぱイケメンじゃないよなー
髪型は好きでかっこよくしてるんだけどなー
「え、ガチできもいんだけど大丈夫そ?」
「いやーわからん」
女の子の気持ちってわからんもんだなー