風になびく君の髪





そして教室に入る


そうだよな、クラス替えもしたしひまわりも会うのも意図的でしかないもんな


ちょっとひまわりの教室に行ってみようかな


教室に行ってみると


そこに居たのは


「北谷くーん!ほら、マックが新発売でダブルトリプルチーズバーガー出すんだって!」


「えー美味しそうだね!」


「学校終わったら食べに行こー!」


「うん、いいよ」


【ドクンッ!】


……なんだこの胸の痛み


ひまわりと北谷が放課後マックに行く


普通の事じゃん


でもなんだこの締め付けられるような気持ちは…


「なんか用?」


後ろから聞こえた声に俺は反応する


その声の人物は手島だった


「ひまちゃんのことじーっと見てたけど何?」


「見てねー!」


「ふーん、用がないなら自分の教室もど……」


手島は言葉を詰まらせていた


なんだ?


「そういや、昨日あの子に何もしてないよね?」


昨日……二宮さんのことか!


「してない!何ってなに!?」


「何もしてないならいいけど」


「は、はは!」




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