風になびく君の髪







「私は、今のふーまは嫌い」


ひまわりに言われた一言が俺の胸に突き刺さる


「ああ、そうか、わかったよ」


俺はひまわりの言葉をそのまま受け止めた


「俺らただの幼なじみだもんな」


「………」


「そもそも、こんな話してること自体おかしいよな
家に女の子呼んで、幼なじみにそれを怒られて気使うのなんてバカバカしいや」


「ふーま……」


「お前ももう俺に構うなよ、
お前の周りには人がいっぱいいるんだし
俺じゃなくても支えてくれる人はいる……」






【パァァァン!!!】









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