風になびく君の髪





俺はなんて惨めなんだ


勝手に自分で解決して投げ出して


怒鳴られて逆ギレしてまた肩を持たれて


俺は一体…何がしたいんだ



「あんたね!!ひまちゃんのことなんだと思ってんの!?」


「……もういいじゃん」


「よくない!!答えなさいよ!!」



「………」


「なんなのもう!!」



「しずく!!やめなって!」


段々と涙目になる手島を見かねて湯山は手島の目の前に立ち肩を掴む


もうこの空気も耐えられない……


「じゃあ、俺行くぞ」


俺はすぐに屋上を出る



もう俺はどこに行ったらいいのかもわからない


誰を頼りにしていけばいいのかわからない






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