風になびく君の髪






そして放課後




俺はまたある障害を乗り越えないといけない


それは


「風馬先輩ーー!!!」


「なんでこんな放課後になってまで!!!」


俺は二宮さんに追われていた



「聞いてくださいー!私風馬先輩との思い出を作るために計画立ててたらいつの間にか朝になってたんですよー!
ウケません!?」


「し、知らねーよ!」


俺はまた逃げる


くっそー!どこまで逃げりゃいいんだ!



学校中を走るが


図書室を通り過ぎた時に



【バッ!!!】


俺は誰かに掴まれて


図書室に吸い込まれるように入っていった



そして



【ガチャ!】


「すいませーん!」


二宮さんが勢いよく図書室に入る



それに反応したのが


「おー?凛先輩の妹じゃん、どした?」


湯山だった


そして俺は今どこにいるかというと



湯山の股に挟まれている状態だ





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