風になびく君の髪







次の日


俺は起きてすぐに部屋で髪のセットをする


んーちょっとそれだけは控えようと思ってたけど

カーテンを開けてひまわりの部屋を見てみようかな…


いや、いやらしい事とか考えてなくて


純粋に、シンプルに、ひまわりと一緒に学校行くために合わせられる手段があればなと思って…


俺はカーテンを開けて


ひまわりの部屋を見てみる




……………


ひまわりの部屋はちゃんとカーテンが閉まっていた


まあそうだよな


前までは俺がひまわりにカーテン閉めろって言ってたんだもんな



リビングに行くと


「あれ?風馬早くない?
ちょっと待ってよー」


雪乃が洗面所に居る


「俺先に出るぞ?」


と言うと


「え?なんで?」


と雪乃は不思議そうに俺を見る


「ち、ちょっと用がある!」


「あ、そう」


雪乃は何かを察して受け流した


4歳の頃から空気を読んでたって知ったら
あいつが悟ってることがわかるようになってきたな





< 455 / 589 >

この作品をシェア

pagetop