風になびく君の髪
ひまわりと会うのは簡単だ
隣の家に住んでるんだからな
でも俺は怖かった
ひまわりが俺を見る目が変わるあの瞬間
何度も傷つけてしまったと自覚するあの瞬間が今でも怖い
だから夏休みは会いに行かなかった
ひまわりの誕生日でさえ俺は何もやらなかった
いや、何も出来なかったの方が正しいか
ひまわりの誕生日の日は
北谷がひまわりの家に来てるところを見たから
結局あの二人が付き合ってるかどうかは教えてもらえなかったけど
俺はあの二人を邪魔するようなことをする勇気もなかった
これが小心者の俺のやり方だった
本当に情けないなー