風になびく君の髪






ひまわりの教室を見てみると


「にゃ〜!!」


「にゃ〜〜!!」


「シャーー!!!」


猫の服を着た人達がいっぱいいた


着ぐるみではないか?


パーカーを被ると猫みたいになる


「す、すごいね…これほんとに文化祭でやるのかな?」


水瀬もドン引きしているようだった


「あ、ありなんじゃないか?わかんないけど」



猫のコスプレをしているひまわりは居るか?


俺はキョロキョロとひまわりを探す


「何してんの?」


……この声は…



「おー手島か」


毎回ひまわりの教室行くと手島が後ろから話しかけてくるな

にしても手島は制服か


「猫カフェほんとにやんの?」


俺が手島に聞くと


「私は調理の方だからやらない!
ひまちゃんは猫になるんじゃないの?」


「お、おう、そうか」


早く見てみたいけどひまわりは居ないのか?


1番目立つはずだから声が聞こえないってことは居ないんだな


「どんなことするの?」


水瀬が手島に聞く


「猫じゃらしで遊んだりボールで遊んだりするんだって」


「まじの猫カフェじゃん……」



ひまわりが前に言った通りか


「ところであんた達は何しに来たの?」


手島が俺と水瀬に聞く


「どんなことしてんのか見に来ただけだよ
俺らの教室も見てみるか?」


「えー見てみたい」





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