風になびく君の髪







「私、あんたが好き」


「…………?」


「私、今までずっと素直になれなかったけど
あんたが好きだったよ」


「…………」



な、なんだ……?


「え、演技だよな?」


俺が動揺しながらも言うと


「…………」


手島は顔を赤くさせた


「演技に決まってんじゃない!!!
私があんたのこと好きなわけないでしょ!」


と俺に怒鳴りつけてくる手島


「あ、ああそうだよな
迫真の演技すぎてビビったわ」


「私、戻るから」


「おう!じゃあな!」


プンプンしながら手島は教室に戻った


相変わらず怒ってるなー



結局ひまわりは買い出しに行ってたらしく猫のコスプレが見れなかった


俺は絶対に猫のコスプレ見るまで諦めねーからな!?




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