風になびく君の髪






お昼になると


「ふーまー行こー?」


ひまわりがあの猫の格好で俺の元へ来た


ああ、最高だ…


「湯山も行くか?」


俺が湯山に言うと


「いや、いいよ、あたしはしずくとデートしてくるから」


「そっか」


俺に大変な時期にとか言うけどこいつがなんだかんだで1番大変なんじゃないか?



「じゃあこのままひまわりとどっか周ってくるわ」


「うん、じゃあねー」


俺はひまわりの元に行く


「あれ?雛ちゃんは?」


「手島と一緒に回るんだってさ
俺らはこのまま一緒に周ろう」


「そうなんだ」


とりあえず俺とひまわりは一緒に文化祭を周る


中学の時はどうだったかな?


一緒に周った覚えはあるけど


それこそ俺はムスッとしてたと思う


でも今はこんなに幸せな気分になってる


今は文化祭に集中するため手を繋ぐことは出来ないけど


本当は手を繋いで歩きたい



けど、文化祭が終わるまでは……





< 540 / 589 >

この作品をシェア

pagetop